アカデミー

来店数取得から始める店舗施策改善方法とは?

【来店数を取得したら】店舗内の数値分析

正しい来客数が把握できたら、次に店舗内の数値を分析しなければいけません。正しい数字を把握することで、適切な施策を行うことができるのです。

来店数の取得から始めよう
来店数の取得から始めよう来客カウンターは店舗の運営、管理にとても需要なツールです。来店数を把握することで、現状の確認や新しい施策を考えることができるます。店舗管理をマネジメントする立場の方は、導入の検討をおすすめします。...

来店数が多い時間帯を見てみる

来店数が把握できたらまずは、来店数が多い時間帯を確認します。来店数が多い時間帯を把握できたら、その時間帯に向けて新しい施策を考え、来店客数に見合った店員を配置することができます。

しかし、十分な店員がいないと、お客様は商品に対する的確な情報が得られず、店舗を後にしてしまうかもしれません。また接客機会が増えると、店員にとって情報収集や接客スキルの向上の場にもなります。

デモグラ(性年代)×時間帯をみる

来店客数の把握ができたら、お客様の属性も把握しましょう。

来店客数のうち、性別や年代の比率などが把握できれば、年代や性別による商品の購買率が把握できます。具体的な属性が把握できれば、デモグラに合わせた時間帯や日程でタイムセールなどの施策を効果的に行うことができます。来店客数に比べて商品が売れていない場合、商品のターゲティングがずれているという分析もできるので、商品の企画から考え直し、早めのズレの解消も可能です。

VMD(入り口付近での見せ棚付近)の人数取得から、VMD施策の効果測定ができる

来店の多い時間帯と、属性と来店の時間帯を把握できればVMDを効果的に行うことができます。VMDとはヴィジュアルマーチャンダイジングの略称で、売りたい商品を見やすく、買いやすくすることです。

VMDの施策を行う上で、定期的な効果測定とフィードバックが必要ですが、正確な来店数と、属性、時間帯の把握ができていなければ正確な効果測定はできません。効果測定の結果を見ながら、1週間ごとにVMDに出すディスプレイや、看板、商品を変えてみるなどして、数値の変化を確認します。その他には、季節や天候、お客様の属性と来店時間などの要素を重ね合わせ、新なVMD施策を行うという、改善を重ねていくことができます。

【来店数を増やす】ための施策

来店者数を増やすための具体的な施策を紹介します。

タイムセール

タイムセールは特定の時間だけ、商品を値引きする施策です。

特定の時間に限って行うため、値引き幅を広くとることができ、一定の集客が見込めます。来店客数が少ない時間帯に平準化を図るためにも行えますが、来店客数が既に多い時間帯にさらに流入を増やす手段としても行われます。

注意点として、タイムセールを行う際の事前告知はとても重要になってきます。なぜなら、告知によって一定の集客効果を挙げることができるからです。

マネキン

ストアコンセプトやファッションテーマをビジュアル的に訴求するには、マネキンは欠かせないツールです。中でも、より実物の人間に近い、顔や表情・髪の毛のついているマネキンを「リアルマネキン」と呼びます。衣食住など、ライフシーンやトレンドをビジュアルとして演出するため、リアルマネキンを活用し売り場に情報発信力をもたせます。

ファッションフロアにおいては、メインステージだけでなく平場においてもコーディネートをトータルに提案するため、シーズンごとにヘアメークや肌色を変えて積極的に訴求するとお客様もより鮮明なイメージを持ちやすくなります。

リアルマネキンをうまく活用することで、コンセプトやファッションテーマを明確化し、より確かな訴求を行うことができるのです。

チラシ

デジタル全盛の時代ですが、チラシの集客効果は侮れません。なぜなら、チラシで集客するメリットはその即効性にあります。チラシは配布した時に、お客様へダイレクトに情報提供ができるため、早ければ当日でも反響を得ることができます。

また、インターネット広告のように画面に合わせたチラシのレイアウトを考えたり、デザインに制限がある、ということはありません。チラシの大きさに合わせて、自由に作成できる点もメリットの一つです。

デジタル広告とアナログなチラシを組み合わせることで、集客の最大化を狙うことができます。

会員カード作成

会員カードはお客様の情報を取得し、管理するためには必要なツールで、ポイント機能を付与することで来店を促す施策を行うことが一般的です。

ポイントカードをユーザーに提供し、会員情報を会計時に提示してもらうことで購買情報が蓄積していきます。会員情報には性別や年齢、来店時間や天候、嗜好など詳しい情報が蓄積され、新しい施策を考える時に役立つのです。

会員カードは集客の施策であるとともに、お客さまの情報を収集するツールでもあります。

SNSフォローを促す

SNSを活用すると集客の他に、企業ブランディングをすることが可能です。

SNSをうまく運用すると、高い広告費用を捻出しなくとも自然とファンが獲得でき、企業ブランディングとともに集客までカバーできます。SNSにはいくつかの種類がありますが、お客様の属性を把握の上、適切なSNSで発信しましょう。

SNSでダイレクトに発信する方法もありますが、公式サイトへ誘導して、WEBサイトから本格的に訴求する方法もあります。最初は集客よりも、確実にファンを獲得する発信を心がけましょう。

まとめ

来店客数を正しく把握すると、お客様情報に基づいて店舗の抱える課題に対して最適な施策を考えることができます。その情報のもとになるお客様の来店につながる施策も紹介しました。

一定量のある正確な情報を分析することによって、店舗の現状が見えてくるので、情報の取得と分析に力を入れれば、店舗の売り上げの向上も期待できるでしょう。