そごう・西武は、西武池袋本店の催事場にてAIカメラを活用した顧客分析の実証実験を開始しました。
第2弾となる今回の顧客分析では、催事場に来場したお客さまの数の把握と属性(性別・年代)を推定します。
今までの催事場の課題
催事場は集客力が高いフロアですが、物産展はメンバーズカードの対象外であるため、どのようなお客さまが来場しているのか定量的なデータを取得できていませんでした。
今後の活用について
AIカメラによる顧客分析により、催事場に来場したお客さまの数の把握と属性(性別・年代)を推定することができるようになりました。
今後は取得したデータをもとに様々な分析を行う予定です。
- よりお客さまのニーズに合った品揃え
- 将来的に催事場と他のフロアへの回遊分析の実施
- 催事場の品揃の改善や展開計画の見直し
実証実験概要
期間 | 2022年10月12日(水)~2月28日(火) |
実証実験対象フロア | 西武池袋本店 7階 催事場 |
AIカメラ設置台数 | 8台 |
実証実験第1弾の成果
西武池袋本店の2階で2022年4月18日(月)~5月20日(金)に実証実験第1弾を行いました。
その結果、20代の若年層が想定以上に来店しているという事実が見えてきました。商品を購入している顧客に比べてフロア来店者は10歳以上若いという結果です。
現在進めている西武池袋本店の2階のフロア改装にもその結果が活かされています。
プライバシーに配慮したデータ収集
今回の実証実験はIdein株式会社の技術を採用しています。
Idein株式会社が提供している「エッジAIプラットフォームActcast」を活用することで取得した情報をAIカメラ内での処理が可能となりました。
解析結果はテキストデータのみとなるため、プライバシーに配慮したデータ収集となり、個人を特定することなく情報を活用することができます。
Idein株式会社 コーポレートサイトURL
https://www.idein.jp
出典元:PR TIMES