東武鉄道株式会社と株式会社日立製作所は、生体認証を活用した「デジタルアイデンティティ」の共通プラットフォームを、2023年度中に立ち上げに合意したと発表しました。
買い物、宿泊、エンターテイメントなど日々の生活の中のあらゆる場面において、安全で手軽な決済、ポイント付与、本人確認などをこれまでより手軽にスマートになることを目指しています。
共通プラットフォームの目指す形
この共通プラットフォームでは、スマートフォンやICカードを用いず、生体認証を活用します。
デジタル空間上に個人の属性情報「デジタルアイデンティティ」を保存し、生体認証を通してアクセスします。
一部の企業・業種にとどまらない、業種を横断して決済、ポイント付与、本人確認などをワンストップで行うサービスを目指します。
共通プラットフォームの紹介サイト
https://www.hitachi.co.jp/products/it/dip/?pr0829
実装第一弾 東武ストアでの導入
2023年度中に東武ストアに、この共通プラットフォームに対応したセルフレジを複数店舗で導入予定です。
この共通プラットフォームに情報を登録しているユーザーは、東武ストアのセルフレジで生体認証を行うだけで、これまでよりもさらにスムーズにお買い物を楽しむことができるようになります。
登録情報(予定)
- 生年月日
- TOBU POINT ID
- クレジットカード情報
利用場面(予定)
- TOBU POINTの付与・利用
- クレジットカード決済
- 店員の確認不要で酒類の販売(特許出願中)
共通プラットフォームの提供価値
共通プラットフォームの特徴
認証方式を選択可能
共通プラットフォームでは、指静脈認証、顔認証の2つの生体認証の方式をサポートしているため、企業側は認証方式を選択可能です。
スマートフォンでQRコードを用いた認証も可能です。
手軽な導入
今までは導入する企業側で、個人の情報やIDなどを管理するシステムの構築・運用が必要でした。
共通プラットフォームでは、登録された情報を業種横断で共通に利用することができます。
そのため、導入する企業側で、個人情報を管理するシステムの構築・運用する必要がなく、スピーディに手軽に導入を行うことが可能です。
今後の展望
- ホテルのチェックイン
- イベント会場等への入退場
- 鉄道の改札機での認証 など
日々の生活に関わるあらゆるシーンにおいて導入を推進し、生活が豊かになる社会のインフラとなることを目指しています。
出典元:PR TIMES