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【2023年最新】無料で開設できるネットショップのおすすめサービス12選

ECカートモール比較

最近BASEのCMの露出が増えましたが、これからECサイトを立ち上げて物販を始めようと考えている方も多数いるのではないでしょうか?

今回は、EC市場の興隆を経済産業省のデータから分析します。そして、初心者でも始めやすい初期費用0円で始められるECショップカートをご紹介します。

変化するEC市場の遷移

自宅で過ごす時間が増えたことで、変化した需要

令和2年に経済産業省が発表した『電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました』の下記図を御覧ください。

BtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場において、青色の物販は2013年以降増加傾向にあります。しかし、黄緑色のサービス分野は2019年から2020年にかけて大幅に縮小しています。旅行・飲食・チケット販売がサービス分野に当たるため、外出自粛の影響で縮小しています。

そのため、2020年のBtoC-EC市場の全体規模は2019年から横ばいとなりました。

また、CtoC-EC(個人間EC)の市場規模は1兆9,586億円(前年比12.5%増)と大幅に伸びています。無料で始められるECサイトのサービスも増えてきたので、誰でも簡単にECショップを開設できることで、今後も個人間ECは増えるでしょう。来年以降オミクロン株も収束すれば、観光業にも人が戻ってくると考えられますので、市場規模は拡大していくのではないでしょうか。

出典:経済産業省『電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました

無料で始めるECショップカート

無料で始められるECショップで有名どころを8社取り上げます。ショップを開設する上で、決め手となるポイントが決まったらそれについて、公式サイトでよく調べるようにしましょう。

STORES

stores
初期費用/初月額費用初期費用0円
月額費用
フリープラン 0円
スタンダードプラン ¥2,980/月
カード決済手数料クレジットカード 3.24%
電子マネー    1.98%
特徴・24時間受付のサポート体制
・ECショップ運営のノウハウmagaginの情報量が多い
・ダウンロード販売も可能
・独自ドメイン設定(スタンダートプランのみ)
海外販売

ネットショップ、予約、決済、POSの4つを兼ね備え、カスタマーに寄り添ったEC支援サポートを行っています。予約機能で、レッスン系の個人事業者も使いやすいことに加え、アクセサリーやファッション系の方も、気軽に始められるので利用者数が急激に伸びています。

BASE

base
初期費用/月額費用共に0円
カード決済手数料3.6% + ¥40
特徴・デザインテンプレートの販売&購入もできる
・ショッピングアプリが『PayID』にリニューアル
・ダウンロードコンテンツの販売も可
・拡張APPで様々な機能が使用可能
海外販売◎(拡張APPにて対応)

2012年にリリースされたBASEは、ショップ開設実績4年連続No.1で160万ショップを突破しました。

BASEは、拡張APPを使用することで、様々な機能をカスタマイズできる点が特徴的です。また、デザインテンプレートを有料で購入すると見た目もおしゃれなサイトを作成できます。他にも多彩な機能がありますので、筆者もおすすめのカートです!

shopify

shopify
初期費用/月額費用14日間無料
・ベーシック  29ドル
・スタンダート 79ドル
・プレミアム  299ドル
カード決済手数料・ベーシック  3.4% + 0円
・スタンダード 3.3% + 0円
・プレミアム  3.25% + 0円
特徴・豊富な販売チャネル(実店舗も使える)
・在庫管理や返品返金管理
・発送代行で自分で発送する必要なし
・ドメイン購入可能
海外販売

shopifyといえば、obelroという貸倉庫と発送代行サービスを完全無料で使えるので、発送作業の手間が省けます。

shopifyは50言語と130カ国以上の通貨に対応しており、通貨も自動でレート変換できるようになっているので、越境ECを検討している事業者様にもオススメです。

Square(オンラインビジネス)

square
初期費用/月額費用      初期費用 0円
月額費用
無料プラン
プロフェッショナル 1,200円/月
パフォーマンス   2,500円/月
プレミアム     6,800円/月
カード決済手数料プレミアム以外 3.6%
プレミアム   3.3% 
JCBのみ    3.95%(全プラン)
特徴・実店舗メインで、オンラインでも受け付けたい方に便利
・無料プランもあるが、独自ドメインが使えない
・送り状印刷機能
・Squareオンラインビジネスと​​SquarePOSレジを連携してオーダーを一括管理
海外販売

Squareといえば、キャッシュレス決済の先駆的サービスです。決済に特化しているだけでなく、オンラインビジネス用のネットショップも無料で開設が可能です。Squareは、カードリーダーとレジがありますので、対面での決済も検討されている事業者様はアリでしょう。はじめは無料プランで作ってみて、プラン変更をするという使い方もできます。

また、決済サービス会社の中でも初期費用が安いので始めやすく、入金も最短翌日から対応しています。

カラーミーショップ 

カラーミー
初期費用/月額費用  初期費用
フリープラン   0円
有料プラン  3,300円
月額費用
フリープラン 無料
レギュラー  3,300円/月
ラージ    7,945円/月
カード決済手数料フリー       6.6%+30円
レギュラー/ラージ 4.0%
特徴・カード決済手数料が高い
・独自ドメイン使用可
・決済手数料が毎月かかる
・Instagramショッピングの連携が有料
海外販売

老舗ECショップで、フリープランもありますが、有料プランの金額感は高めです。デザイン性の高いテンプレートを多数用意しており、越境ECも対応しています。

メイクショップ

makeshop
初期費用/月額費用  15日間無料体験でプレミアムプランの機能すべて利用可
初期費用
プレミアムプラン 11,000円
エンタープライズ 110,000円〜
月額費用
プレミアムプラン 11,000円/月
エンタープライズ 55,000円/月
カード決済手数料プレミアムプラン 3.19%〜
エンタープライズ 3.14%
特徴・独自ドメイン対応
・1配信20万通までのメルマガ無制限
・デザインテンプレートが業界No.1の173種類
海外販売

カラミーショップは小さく始めたい方向けでしたが、makeshopは大規模展開のショップ向けです。こちらもGMOグループのサービスですので、サーバーの保守等に安定感があります。初期費用と月額費用が必要ですが、決済手数料はかなり安く抑えられています。楽天やAmazonなどのモールと併用で使われるケースが多いようです。

Cafe24

cafe24
初期費用/月額費用  共に0円
カード決済手数料決済は決済代行会社と契約が必要
(各決済代行会社の手数料に準ずる)
特徴・何より料金が無料
・オプションによって課金
・決済代行サービスと契約が必要
・多言語対応が無料
海外販売

海外メインで販売するならCafe24がオススメです。決済サービスもPaypal以外の多数のサービスの利用が可能です。また商品登録数に上限がありません。

管理画面に登録した商品を各モール型ECサイトに自動で登録でき販売チャネルも簡単に増やすことができます。

メルカート

メルカート
出所:メルカート webページ
初期費用/月額費用初期費用:19万円〜
月額費用:5万円〜
カード決済手数料問い合わせ
特徴・目的に合わせてオプションを組み合わせられる
・使い勝手が良い
・販促機能が充実
海外販売

ECカート3冠を達成した、人気のECカートです。全ての機能を使いこなすためのサポート付きで、どんな方にとっても始めやすいものになっています。ユーザー目線の検索機能となっているため、お客様にとっても使いやすいサイトにすることができます。

モールの特徴と販売手数料の比較

モールとは、販売チャネルの一つで、オンライン上の商店街という意味です。楽天市場という中に、多数のショップがあるのを想像するとわかりやすいです。各モールの特徴や商品の系統、利用年代層をまとめました。

Amazon

誰もが知るAmazonは、日本最大の利用者数と月間閲覧者数を誇っており、手数料も強気の設定です。しかし、毎月100個以上売上があり、発送作業を手作業で行うのもミスの可能性も増えますし、楽ではありません。Amazonの発送代行サービスを利用すれば、商品をAmazonの倉庫に送るだけで、注文があったらAmazonが発送してくれます。

楽天市場

楽天は国内シェア1位のショッピングモールです。特徴は、会員数の多さと商品数です。食品からファッション、インテリアまで何でも揃っています。

楽天市場の販売手数料は、プラン制になっています。各プランによって出店料、システム利用料、登録できる商品数、画像容量が変わります。ただし、全プラン共通で別途システム利用料がかかりますので、最新の情報をこまめにチェックするようにしましょう。

Yahoo!ショッピング

Yahoo!ショッピングは月間8,000万人の訪問者数を誇るショッピングモールです。年代が上になると、検索はyahoo!派が多数を占めます。

グループ企業・提携企業が多いため、Yahoo!ショッピングだけではなく、PayPayモール、LOHACO、ヤフオク!PayPayフリマも商圏になっており、ユーザーや商品に合わせてマーケットを選ぶことができます。

Qoo10

Qoo10は韓国発のショッピングモールで、日本では10年以上前から展開していますが、最近になってメガ割のTVCMを出したりして若い年代を中心に広まっています。取り扱い商品も化粧品やファッション食品が多いです。

月額費用0円で始められて、注文成約時に6〜10%の販売手数料がかかります。

まとめ

ECショップもモールもそれぞれ特徴がありますね。
ECショップは、気になったサービスはまずアカウント開設して試してみるのがおすすめです。
モールは、販売手数料や制度の変更がありますので、最新情報を常にチェックするようにしましょう。