※この記事は2022年2月に作成された内容です。
全国交通ICカードメジャー10社(全国相互利用)
1. JR北海道「Kitaca(キタカ)」
Kitacaは札幌圏54駅と、全国相互利用エリアで使用が可能です。キャラクターは、北海道に生息するエゾモモンガがモデルとなっていて親しみやすいです。
カードは、「無記名Kitaca」「記名Kitaca」「Kitaca定期券」の3種があります。
読み方 | キタカ |
使用可能エリア | 札幌圏54駅、全国相互利用可能 |
キャラクター | エゾモモンガ |
クレジットカード | JRタワースクエアカードKitaca、 JRタワースクエアカード ANA Kitaca、 道銀キャッシュ・クレジットカード Kitaca、 イオンカード Kitaca、clover Kitaca |
オートチャージ機能 | なし |
2. JR東日本「Suica(スイカ)」
Suicaは首都圏と、全国相互利用エリアで使用が可能です。ソニーが開発した非接触型ICカード技術の「FeliCa」を採用しており、電子マネーとしても使用できます。
カードは、「Suica定期券」「My Suica(記名式)」「Suicaカード(無記名式)」があります。
クレジットカードも種類が多く、JR東日本が運営する株式会社ビューカードが発行しているviewカードと、それ以外のカード会社が発行した提携カードの2種類があります。
読み方 | スイカ |
使用可能エリア | 首都圏、全国相互利用可能 |
キャラクター | ペンギン |
クレジットカード | viewカードだけでも10種類 https://www.jreast.co.jp/card/first/ 提携他社が発行するカードも4種類あります。 |
オートチャージ機能 | あり |
3. 株式会社パスモ「PASMO(パスモ)」
PASMOもSuicaと同じく、「FeliCa」の技術を用いており電子マネーとしても利用可能です。カードは、「PASMO定期券」「記名PASMO」「無記名PASMO」「一体型PASMO」があります。クレジットカードの種類はSUuicaほど多くはありませんが、オートチャージ機能もあり、電車・バス・買い物でも使えるので、suicaかPASMOどちらか1枚あれば生きていけますね。
読み方 | パスモ |
使用可能エリア | 首都圏、全国相互利用可能 |
キャラクター | ロボット |
クレジットカード | パスタウンPASMO、京王パスポートカード、 TOKYU CARD、Tokyo Metro To Me Card、 東京スカイツリー東武カード |
オートチャージ機能 | あり |
4. JR東海「TOICA(トイカ)」
TOICAはJR東海エリアで使用可能なICカードです。カードは「TOICA」と「TOICA定期券」があります。
TOICAの特徴は、「TOICA定期券」で新幹線に乗れる点と、EXサービスに登録すれば改札でTOICAをタッチするだけで東海道・山陽新幹線に乗車できます。
読み方 | トイカ |
使用可能エリア | 東海エリア、全国相互利用可能 |
キャラクター | 大小2羽のひよこ |
クレジットカード | なし(現金チャージのみ) |
オートチャージ機能 | なし |
5. 名古屋市交通局・名古屋鉄道「manaca(マナカ)」
manacaは、旧・名鉄カード株式会社の株式会社エムアイシーと名古屋交通開発寄稿株式会社が発行しており、それぞれの会社によって表記が「manaca」/「マナカ」と異なっています。
カードは、「記名式マナカ」「無記名式マナカ」「マナカ定期券」「小児用マナカ」「割引用マナカ」があります。
日本のICカードではじめて乗車カードとしての利用に応じてポイントを付与するmanacaマイレージポイントを採用している。
読み方 | マナカ |
使用可能エリア | 市バス・地下鉄他、全国相互利用可能 |
キャラクター | 「日本の真ん中」をコンセプトに作られた。 |
クレジットカード | wellow card manaca |
オートチャージ機能 | あり |
6. JR西日本「ICOCA(イコカ)」
ICOCAといえば「ICOCAで行こか〜」というCMでおなじみです。カードは、「ICOCA(無記名式)」「SMART ICOCA」「ICOCA定期券」があります。
「SMART ICOCA」が唯一、クレジットカードからチャージができるカードになっています。カードのポイントを貯めたい場合は、「SMART ICOCA」を持つようにして下さい。
読み方 | イコカ |
使用可能エリア | JR西日本、JR四国、全国相互利用可能 |
キャラクター | カモノハシ |
クレジットカード | なし |
オートチャージ機能 | なし |
7. スルッとKANSAI「PiTaPa(ピタパ)」
近畿では、JRはICOCAで私鉄はPiTaPaという棲み分けがあります。関東のSuicaとPASMOと同じですね。
PiTaPaはクレジットカードと同じポストペイ(後払い)方式のため、審査が必要で申し込みから手元に届くまでに2週間かかります。しかし、交通料金割引やショッピング割引など様々な割引制度があります。
読み方 | ピタパ |
使用可能エリア | 関西の私鉄、地下鉄他、全国相互利用可能 |
キャラクター | 忍者 |
クレジットカード | PiTaPa提携カード https://www.pitapa.com/link/card_lineup.html |
オートチャージ機能 | あり |
8. JR九州「SUGOCA(スゴカ)」
SUGOCAは九州全域で使えるICカードです。「凄い」の方言である「凄か」にかけた名称となっており親しみやすいです。カードは、「無記名式SUGOCA」「記名式SUGOCA」「SUGOCA定期券/SUGOCA特急定期」があります。
読み方 | スゴカ |
使用可能エリア | 九州、全国相互利用可能 |
キャラクター | カエルと時計 |
クレジットカード | JQ SUGOCA、 AOYAMA マスターカード SUGOCA、 arecore SUGOCA、イオンSUGOCAカード |
オートチャージ機能 | あり |
9. 福岡市地下鉄「はやかけん」
はやかけんは福岡市地下鉄で導入されたICカードです。乗車券、買い物に使えて地下鉄の区間内で乗車するとポイントがつきます。
カードは「無記名式はやかけん」「記名式はやかけん」「はやかけん定期券」「ANAはやかけん」があります。キャラクターは、地下鉄のキャラクターである「ちかまる」が使用されています。
読み方 | はやかけん |
使用可能エリア | 福岡市地下鉄、全国相互利用可能 |
キャラクター | オグロプレーリードッグ(リス科) |
クレジットカード | なし |
オートチャージ機能 | なし |
10.西日本鉄道「nimoca(ニモカ)」
nimocaは九州最大手私鉄の西鉄が発行するICカードです。西鉄だけでなく、大分、佐賀、熊本、宮崎、北海道函館でも使用可能です。カードは「nimoca」「スターnimoca」があります。一部交通事業者によりますが乗車ポイントがつくところもあります。
読み方 | ニモカ |
使用可能エリア | 西鉄他バス、全国相互利用可能 |
キャラクター | フェレット |
クレジットカード | クレジットnimoca、 マイル交換対象カード、 銀行提携クレジットnimoca(クレジット一体型のキャッシュカード) |
オートチャージ機能 | あり |
マニアやコレクターも必見!思わず欲しくなる地方カード
北海道
11.札幌市交通局「SAPICA(サピカ)」
札幌市交通局によるICカードは「SAPICA(サピカ)」です。「サッと取り出して、ピッと利用できるSapporo(さっぽろ)のICカード」という意味が込められています。地下鉄の改札機や券売機、バス・市電でSAPICAを使うと、運賃の10%がSAPICAポイントとしてたまります。
12.函館市企業局「ICASnimoca(イカすニモカ)」
函館市電・函館バスで利用でき、全国相互利用と買い物にも使えます。函館市電・函館バスで使用するとポイントがたまり、「乗継割引」も利用できます。
13.旭川電気軌道「Asaca CARD」 (アサカカード)
2012年11月1日に導入した、旭川電気軌道のバスのIC乗車カードです。定期券としても利用可能で、旭川市のゆるキャラの「あさっぴー」と旭川市内の石狩川にかかる旭橋が描かれています。道北バス株式会社が発行する「Doカード」とデザインも一緒でかわいいですね。
14.道北バス株式会社「Doカード(ドゥーカード)」
1999年11月に磁気カードとICカードが同時にサービス開始し、2014年11月にICカードのシステムが刷新され、新「Doカード」へ移行しました。2015年2月1日より旭川電気軌道のAsaca CARDと相互利用が可能になりました。
15.北海道北見バス「バスカード」
北海道北見バスによって2003年3月に発行されたバスのICカードです。3つのポイントとしては、積み増し1,000円につき70円のプレミア付与、30分以内に乗り継ぎされると100円割引、北見市中心街で乗車すると100円引きになります。
東北
16.青森市「AOPASS(アオパス)」
2022年3月5日に青森市の市営バスと市バス(旧・青森市民バス)、シャトル・ルートバス「ねぶたん号」で利用できるAOPASSが始まります。通常のSuicaとしても利用可能で、青森エリアのJR線では1年後の2023年春以降、奥羽本線・弘前~青森間にSuicaが導入される予定です。
17.八戸圏域の市営バス、南部バス「ハチカ」
八戸市営バスと南部バスは、2022年2月26日から地域連携ICカード「ハチカ」の運用を開始します。「ハチカ」の導入にともなって、回数券や一日乗車券、「まちパス」などは販売や利用が終了します。3月31日までにハチカを購入で限定キャンペーンも行っていますので、狙っている方はお早めに!
18.JR東日本「odeca(オデカ)」
オデカとはあまり聞いたことがありませんが、JR東日本運営で「気仙沼線BRT」「大船渡線BRT」で使えるBRT専用ICカード乗車券です。「BRT」とは、バス・ラピッド・トランジット(Bus Rapid Transit)の略で、連節バス、PTPS(公共車両優先システム)、バス専用道、バスレーン等を組み合わせることで、速達性・定時性の確保を行いながら、輸送能力も担保した新しいバスシステムです。
19.岩手県北自動車株式会社「IGUCA(イグカ)」
2022年2月19日(予定)から岩手県内の全路線でサービスを開始するイグカ。Suica一体型で全国相互利用可能です。名称の由来は、岩手の方言「いぐ(行ぐ)」とICカード(ic CARD)を合わせたものです。
20.仙台交通局「icsca(イクスカ)」
仙台市交通局が発行するICカード乗車券「icsca(イクスカ)」。仙台弁で「行きますか」または「行きましょう」を意味する「行くすか」と、英語で「小旅行」「遠足」を意味する「イクスカーション (excursion)」とをかけ合わせたもので、キャラクターは雀です。
21.秋田中央交通「Akica(アキカ)」
秋田中央交通が発行するアキカは、2022年3月下旬にサービス開始になります。それに伴って「一日乗り放題乗車券」は紙の乗車券からICカードに移行になります。
22.岩手県交通株式会社「IwateGreenPass」
岩手県交通株式会社が発行する、イワテグリーンパスは2021年3月27日からサービス開始しました。「IwateGreenPass」で乗車したら3%の交通ポイントが付与されます。
23.山形「cherica(チェリカ)」
山交バスと庄内交通が2022年5月14日からスタートするのは「地域連携IC カード cherica(チェリカ)」です。名称のチェリカは、サクランボの「チェリー」と「IC」「カード」を組み合わせたものです。出羽三山、蔵王、飯豊、鳥海山など県をイメージさせる「山」がモチーフになっています。
24.福島交通「NORUCA(ノルカ)」
福島交通が、2010年10月30日から導入したのがノルカです。福島交通が運行している路線バス全線と飯坂線でも利用できます。通勤定期券・通学定期券を持っていれば、本人と同居の家族は土日祝は飯坂線を100円で利用できるお得なサービスもあります。
北陸
25.新潟交通「RYUTO(りゅーと)」
新潟交通のりゅーとは、日本海や信濃川・阿賀野川、風に揺れる柳の葉などを総合的に表現したカードデザインで、新潟(新潟島)の雅称「柳都(りゅうと)」に由来するもので親しまれています。精算累計金額に応じてポイントがたまり、たまったポイントは翌月以降、バスご利用時の運賃としてご利用いただけます。
26.金沢「ICa(アイカ)」
石川県金沢エリアでつかえるのは、北陸鉄道が発行する「ICa(アイカ)」です。乗車するともらえる様々なポイントサービスがあります。金沢エリアIca以外の交通系ICカードは使用不可となっています。
27.あいの風とやま鉄道「Ainocaze ICOCA(あいの風イコカ)」
富山県内を走るあいの風とやま鉄道が発行するのは、「Ainocaze ICOCA(あいの風イコカ)」です。全国相互利用可能で、平成29年4月15日に利用できる範囲が拡大しています。
28.IRいしかわ鉄道「IRいしかわ鉄道オリジナルデザインICOCA」
IRいしかわ鉄道が発行するのは、「IRいしかわ鉄道オリジナルデザインICOCA」です。JRの北陸線(大聖寺~金沢駅間)とIRいしかわ鉄道線(金沢~倶利伽羅駅間)の各駅およびJRの城端線(高岡~新高岡駅間)で利用できます。
関東
29.宇都宮市「totra(トトラ)」
宇都宮市で利用されているのは、関東バス、ジェイアールバス、宇都宮ライトレールで利用可能なトトラです。定期券として利用可能で、totra対応の路線バスの定期券と、JR東日本Suicaエリア内の鉄道定期券を1枚のtotraに統合することができます。
30.群馬「nolbé(ノルベ)」
群馬県では、2022年春からサービスを開始する「nolbé(ノルベ)」があります。群馬弁で(バスに)乗るを意味する「のるべぇ」に由来しています。前橋駅、高崎駅、太田駅を中心に運行する路線で使えます。バス会社は、関越交通株式会社、上信電鉄株式会社、群馬中央バス株式会社、日本中央バス株式会社、株式会社群馬バス、株式会社矢島タクシー、永井運輸株式会社です。
東海
31.三重交通「emica(エミカ)」
三重交通のエミカは、三重交通、三交伊勢志摩交通、三重急行自動車、八風バスの乗合バス路線全線で利用できます。バスに乗った累計金額によってお得な割引もできます。
32.岐阜バス「ayuca(アユカ)」
岐阜バスが発行するのは、アユカです。岐阜市が国土交通省・警察庁により指定されたオムニバスタウン事業の一環として、バス利用者の利便性を向上させる目的で導入されました。デザインは、長良川で泳ぐ鮎がイメージされています。
33.長野「KURURU(クルル)」
長野市周辺で使えるのはクルルです。利用可能エリアは、長野市内、須坂市内、飯綱町内、高山村内、小川村内を発着する路線バスです。一部使えないエリアもありますのでご注意下さい。
近畿
34.奈良交通「CI-CA(シーカ)」
奈良交通の運行エリア内の路線バスで利用することができます。鹿と、ICカードを組み合わせたデザインとなっております。
35.和歌山バス「kinoca(キノカ)」
2020年4月1日に利用開始したキノカは、和歌山バス・和歌山バス那賀の一般路線バス全線で使うことができます。名称は紀の川に由来しています。
中国
36.岡山県内「Hareca(ハレカ)」
岡山県内の両備バス・岡山電気軌道・下電バス・宇野バスの全線と中鉄バスの一部路線で使えるのは「Hareca(ハレカ)」です。チャージ(積み増し)でポイントが付与される仕組みです。
37.広島「PASPY(パスピー)」
パスピーは広島県の主なバス・路面電車等で使用できます。名称であるPASPYは「パス(PASS=乗車券)」と「ハッピー(HAPPY=幸せ)」を合わせた造語で、速く快適に移動する「スピーディー」という意味も込められています。かわいいキャラクターも特徴で、中国山地からこっそり降りてきたスパイのツキノワグマのくまぴーがデザインされています。
四国
38.伊予鉄道「ICい〜カード」
伊予電鉄が発行する「ICい〜カード」は、市内電車、郊外電車、路線バス、伊予鉄タクシーの乗車などで使えます。愛媛県では乗り物の乗車にSuicaは使えず、ご当地のICカードが広く普及しています。
39.高知県内「ICカードですか」
高知県内の路面電車・バス等で使用できるのは「ICカードですか」です。1枚でとさでん交通、県交北部交通、高知東部交通、高知西南交通、高知高陵交通、高知駅前観光、四万十交通の各路線(貸切・高速バス除く)、ジェイアール四国バスの大栃線、土佐市ドラゴンバス、いの町営バス(伊野循環線)で使用できます。
40.高松琴平電気鉄道「IruCa(イルカ)」
通称ことでんのICカードはイルカです。イルカのことちゃんと、ICカードを合わせた名称です。四国の鉄道では最も早く2005年に導入されており、発行枚数も約21万枚です。
九州
41.鹿児島「Rapica(らぴか)」
Rapica(かごしま共通乗車カード)は、鹿児島市交通局・南国交通・JR九州バス、桜島フェリーの共通乗車カードとして使用できます。「Ride And Pay Intelligent Card」の頭文字をつなげて「らくらく、ピッ、と乗れるカード」の意味も込められています。いわさきICカードとの相互利用も可能です。
42.熊本「くまモンのICCARD」
「くまモンのICカード」は、産交バスグループ、熊本電気鉄道(バス・電車)、熊本バス、熊本都市バス、市電で使用できます。また、電子マネーとしてもご利用いただけます。使えるお店も続々増えており、スマホアプリでチャージもでき利便性が高い一枚です。
43.沖縄ゆいレール「OKICA(オキカ)」
ゆいレールとバスの共通乗車カードです。もちろん買い物でも利用可能です。OKICA❤WARIというサービスもあり、店舗で特典を受けることができます。また、全国で唯一フィギュア付きもあります。