店舗の売り上げを上げるために
店舗の売り上げ向上のために行うことが出来る施策を解説します。
新規顧客の獲得
店舗の売上を増やすためには、まずは新規顧客の獲得が大切です。そのためには、自社商品・サービスに興味を持ってもらうことが必要になります。店舗の売り上げを増やために、新規顧客をどのように獲得できるのかを考えてみましょう。
既存顧客の維持
新規顧客の獲得だけでなく、既に店舗を利用してくれている既存顧客を維持することも大切です。
いくら新規顧客を獲得しても、既存顧客を手放してしまったら店舗の売り上げは増えません。
新規顧客を獲得しつつ、既存顧客を手放さないために、既存顧客の声に耳を傾けるなど、既存顧客のニーズに応え続ける必要があります。
平均顧客単価の向上施策
最後に、平均顧客単価を増やすことも大切です。
一つの施策としては、商品・サービスの値上げですが、値上げすることで離れてしまう顧客もいます。そのため、値上げだけではなく、付加価値を付けること、あるいは他商品も合わせて追加で購入してもらえるような工夫してみましょう。そうすることで、お客様の数が同じでも、お客様の出すお金の単価が上がれば店舗の売り上げは増えます。
データの活用が鍵となる!
売り上げアップのためには、データの活用も鍵です。
今まで「何となく」「勘」に頼ってしまっている現状もあるかもしれませんが、データを活用することで、自店舗について様々なことが顕在化します。
なぜデータ活用が重要か
データを活用することで、自店舗に関する様々な事実が把握できます。
曜日、天気、時間帯によってどれだけお客様が違うのか。お客様の年齢層や使用してくれる金額、さらには初めてのお客様なのか、あるいはリピーターなのかなど、様々な点をデータ化することで、自店舗の強み・弱みが把握できます。
つまり、どの部分を伸ばせばよいのか、あるいは補うべきはどの点なのかが分かります。そのため、新規顧客獲得、あるいは既存顧客の維持にも役立ちます。
また、データに基づき、短期間で改善施策のテストをすることも可能です。以前までは新しい施策を行う際に、本当に改善策になっているのか検証することは難しいですが、データを活用することで、根拠のある適切な改善施策を効率的に実践できます。
ツール3選
FollowUp
店舗データの可視化が可能なDXツールです。来店顧客の分析を通して店舗内の最適化をサポートします。POSだけでは取得できない店舗パフォーマンスが可視化可能で、店舗スタッフの売上管理等人材管理もサポート使用可能となっています。
SHOP FORCE
経済産業省が実施している「IT導入補助金2020」のIT導入支援事業者に採択された22Inc.が提供する、クラウドタイプの店舗経営DXです。
飲食店やアパレル小売りなど様々な店舗に対応。「リアルとデジタルの統合」をキーワードに掲げ、顧客との繋がりや顧客体験の最適化、さらにはロイヤリティ向上や差来店促進が期待できます。
CROSS POINT
合いる株式会社が提供するDXツールです。
実店舗の顧客情報の管理だけではなく、POSシステムとECシステムの連携、一元管理を可能にします。既に30社以上への導入実績があります。
成功企業事例3選!
カインズの事例
ホームセンターのカインズでは店舗DXを推進しています。
店舗にあるおよそ10万点の商品の売り場情報をアプリによって提供できるシステムを開発しました。
また、全従業員にアプリ搭載の「ハンディターミナル」を配布したことで、商品検索を手元で行えるようになり、売り場案内の時間を40%削減したとのことです。
また、「ハンディターミナル」によって伝票処理のデジタル化にも成功。業務効率化につながりました。
イオンの事例
スーパーマーケット大手、イオンでは会計システムを導入。
店舗に専用スマートフォンを用意し、商品をカゴに入れる際にお客がスマホで読み取り、専用レジでの会計の簡素化に成功しました。
レジの待ち時間の短縮、買い物の娯楽化などをもたらしたことで、新しいシステム利用者の商品購入点数が15%向上しました。また、接客が不要になったことでコロナ禍での有効な施策にも繋がったとのことです。
スターバックスの事例
高い人気を誇る、「スタバ」の略称で知られているスターバックス。
スマホアプリからの事前オーダー&決済を可能にしたことで、指定店舗でレジに並ぶことなく商品の受け取りを可能にしました。結果、来店頻度の増加、ドリンクのカスタマイズ率のアップにつながったとのことです。
まとめ
店舗の売上アップのためにデータの可視化・DXが効果的です。企業規模に関わらずも、DXを推進することで大きな成果を出しています。
DXのためのツールも多々登場していますので、自店舗の売上アップを任せられるDXを導入し、これまでとは違ったアプローチで店舗の売上アップを目指してみてはいかがでしょうか。