「JR西日本グループ鉄道安全考動計画2022」において、「お客様が死傷する鉄道人身障害事故のさらに1割減」を目標に、ハード・ソフト両面からホームの安全性向上の取り組みを進めています。
整備に多くの時間や費用を要するホーム柵を補完する有効な対策として、ホームからの転落発生後に列車との接触を未然に防止するシステム「ホーム安全スクリーン(正式名称:転落時列車抑止システム)」の開発を進めており、実用化に向けた現地検証を実施しています。
ホーム安全スクリーン 概要
仕組み
ホーム上の屋根に設置されたセンサーにより「物体」を検知し、当社が独自に開発したアルゴリズムにより、お客様の「転落」を判定し、自動的に非常報知灯※を作動させるシステム
特長
- 人の転落を検知・判定する精度の高さ
- 「転落」を判定後に、自動的に非常報知灯を作動
現地検証の概要
場所 | 大阪環状線 福島駅 |
期間 | 2021年1月~2022年6月予定 |
検証中の内容 | ①「転落」の確実な検知、誤判定の発生有無 ②非常報知灯との連動 ③駅係員・乗務員等のオペレーション確認 |
今後のスケジュール
2022年度中に複数駅への設置を計画。2023年度以降、さらに整備対象駅を拡大。
今後も、ハード・ソフトの両面での様々な取り組みにより、ホームの安全対策をより一層推進していきます。
今回のご案内の取り組みは、SDGs目標の9番、10番、11番に貢献するものと考えています。
出典元:PR TIMES