ナイル株式会社は、アプリ情報メディア「Appliv(アプリヴ)」にて、Twitterの利用状況に関するアンケート調査を実施し、結果を公開しました。
実施概要
調査対象 | 全国の10代から60代以上の男女 4,371人 |
調査機関 | ナイル株式会社 (調査ツールFastask使用) |
調査方法 | インターネット調査 |
調査期間 | 2023年4月21日~4月28日 |
有効回答数 | 651人(Twitterを毎日利用する人を抽出) |
レポート詳細 | https://app-liv.jp/articles/141349/ |
調査の背景
イーロン・マスク氏がTwitterを買収してから半年が経ち、APIの有料化やX Holdings傘下企業にTwitterが統合など、Twitterの将来に対する関心が高まっています。
今年2月には、ApplivがTwitterの利用状況についての調査を行い、毎日利用するユーザーの19.3%がサービスに不満を感じ、29.1%が他のSNSに移行を検討していることがわかりました。
これに対し、今回の継続調査では、Twitterの利用状況がどのように変化しているかを調査しました。
前回調査結果
https://app-liv.jp/articles/140151/
Twitterの利用頻度について
2月の調査にて「Twitterを毎日利用している(1日1回以上)」と回答した651人を対象に、再度利用頻度について尋ねました。
「現在でも毎日利用している」と回答したのは全体の91.8%となりました。
前回と比較して「6時間に1回以上利用している」ユーザーが最も減少し、前回の46.5%に対し39.5%となりました。
毎日利用しなくなった人を含め、全体的に利用頻度はやや減少傾向にあるという結果になりました。
前回の調査以降、Twitter以外のSNSの利用時間について、全体の30.1%が「増えた」と回答しています。
他のSNSへの移行検討について
他のSNSへの移行検討について尋ねたところ、「検討したことがない(56.7%)」と答えた人が前回から5.2pt減少しました。一方で「移行先を検討している(33.5%)」と答えた人は前回から4.4pt増加しました。
2月の調査以降、Twitterから他のSNSへの移行を考えるようになった人が増えているようです。
移行検討理由について
他SNSへの移行を検討したことがある人の理由を尋ねました。
最も多かったのは「Twitterが有料化する可能性(26.5%)」、続いて「Twitterクライアントアプリ・関連サービスが停止(20.9%)」でした。
APIの有料化などにより、サードパーティ製クライアントアプリやTwitter関連サービスが終了したため移行を検討するきっかけとなっていると考えられます。
Twitterからの移行先候補のSNSについて
他SNSへの移行を検討したことがあるユーザー211人に移行先候補を尋ねました。
「Instagram(49.3%)」、「LINE(17.5%)」、「YouTube(19.0%)」と、上位サービスは前回と順位が変わらない結果となりました。
さらに、Twitterに代わるSNSとして注目されている「Mastodon(マストドン)」や「Discord(ディスコード)」のほか、元TwitterCEOであるジャック・ドーシー氏が立ち上げた「Bluesky(ブルースカイ)」や、分散型マイクロブログSNSの「Misskey(ミスキー)」など、話題のサービスも含まれていました。
出典元:PR TIMES