店舗DX用語解説

デジタルサイネージとは?店舗や会社運営で役立つ使用シーンをご紹介

デジタルサイネージとは?店舗や会社運営に役立つ使用シーンをご紹介!

デジタルサイネージとは

まず、デジタルサイネージがどのようなものかを解説し、デジタルサイネージの種類や活用シーンなどを詳しく説明します。

デジタルサイネージの種類

デジタルサイネージには二つの型があります。

どのように情報を顧客に配信するかによってデジタルサイネージを分けることができます。一方的に情報を発信し続ける配信型と、ユーザーのリアルタイム操作に反応し、必要としている情報だけを提供するインタラクティブ型の二つです。配信型は画像や動画を事前に作成し、その内容をくり返し発信し続けます。インタラクティブ型のデジタルサイネージの多くはタッチパネル使用になっており、街中のマップやショッピングモールなどの案内として広く普及されています。

また、発信方法以外にもデジタルサイネージの仕様の違いで区別することもできます。

・スタンドアロン型

スタンドアロン型と呼ばれるデジタルサイネージは、ネットワークに接続せず、USBなどに保存されているコンテンツを画面に映し出して使います。コンテンツ更新の際には毎回直接ディスプレイ自体を操作する必要があります。

・ネットワーク型

ネットワーク型のデジタルサイネージは、ネットにつないで使用するタイプです。インターネットを通じるため、自社HPなどインターネット上でコンテンツを映し出すことができます。複数台を同期した状態でのコンテンツ変更などができるのでとても便利ですが、ネットワーク使用料がかかってしまうので注意が必要です。

デジタルサイネージの活用シーン

デジタルサイネージは具体的にどのようなシーンで使われるのでしょう。ここから、主な活用シーンを紹介します。

オフィス

デジタルサイネージは、人が働く様々な場所で活用されています。例えば、同じ企業のオフィスが離れている場所にある場合は、他のオフィスに情報を伝えたいと思っても、遠い分大変です。

このような場合、デジタルサイネージを活用することで問題を解決できます。メールや掲示板だけではすぐに情報を共有できないので、デジタルサイネージで何度も情報を繰り返し表示させることで、早く、広く、同じ情報を企業で共有することができます。

店舗

次は、スーパーマーケットやホームセンター、ドラッグストア、ショッピングセンターなどの小売店です。店舗で何か困ったことがあったときに、お客様がすぐに問題を解決できるように考えてデジタルサイネージが設置されています。典型的なのは地図の表示で、店舗名をクリックすると詳細が出てきたり、その日のイベントの告知が出されていたりします。

また、特売品や季節ごとの商品の広告をデジタルサイネージに載せることで、お客様の目に留まりやすくなり、売り上げにつながったり、来客数が増えたりします。

公共施設

3つ目は公共施設です。銀行や市役所、病院、自治体、調剤薬局などでもデジタルサイネージが活用されています。公共施設でデジタルサイネージが使われる理由としては、待合室でお客様が快適に過ごしてもらうために用いられます。

公共施設のデジタルサイネージでは、天気予報やニュース、サービスなどお客様の需要を考えた情報発信がされています。例えば病院なら、病気や治療などについて説明する内容を流したり、空港や駅などでは時刻表が掲載されたりします。

マンション

最後はマンションです。マンションでは多数の住人の管理をしなければならず、住人一同に伝えたい情報も多くあります。住民全員に情報を発信するためマンションの共有スペースでは、掲示板などが置かれていますが、紙の掲示物だと気づけない人もいます。

そのため、近年のマンションでは、必要な情報を見てもらうために映像や音を使ってインパクトを与えようと、デジタルサイネージが活用されています。

事例

旅行代理店会社がどのようにデジタルサイネージを活用されているか、事例を挙げて説明します。

旅行に関する情報は日々変わるのが当たり前です。加えて、旅行を考えているお客様は、おすすめのホテルやレストラン、現地のニュース、交通機関など、様々な情報を知りたがっています。

そこで、ある旅行代理店では、サービス情報を流せるようにデジタルサイネージを設置しました。お店の入り口と案内所内に設置し、お客様が気軽に情報収集ができる位置に置いたそうです。

導入後は、柔軟に情報を更新できるようになり、動きのあるコンテンツで訴求力が上がったと実感されているそうです。

まとめ

デジタルサイネージは映像や音で情報を流すので、人目を惹きやすく、また状況によって内容を変更・更新できるため汎用性がとても高いです。使い方によって、オフィス、マンション、小売店、公共施設など様々な場所で活用できるので、ぜひこの記事を参考にデジタルサイネージの導入を検討してみてはいかがでしょうか。