店舗オペレーション

自店の商品を効率的に管理する4つのステップ

自分のお店の商品を効率的に管理することができれば、コスト削減に繋がります。コスト削減は利益拡大に繋がり、利益を拡大することができれば、経済的に余裕が生まれます。それにより、仕入れ規模の拡大や、仕入れる商品の増加など会社の経営規模を拡大することができます。

本記事では、利益拡大のために必要な商品管理の方法を4つに分けて解説していきます。

商品管理とは

まず、商品管理とはどのようなことなのかを定義・目的・在庫管理との違いの3項目で解説します。

定義:商品管理ってどこからどこまで?

一般的に「商品管理」とは、在庫管理を含めた、一つ一つの商品の流れを把握・管理することです。販売業の場合、商品の選定・仕入れから始まり、在庫管理、販売戦略(販促活動やマーケティング)が商品管理となります。

また、倉庫に保管している商品ばかりでなく、今後の売れ行きを予測し、商品の発注を検討することも商品管理に含まれます。

目的:なんで商品管理って必要なの?

それは損失を防ぐことや売り上げを伸ばすために必要だからです。商品管理において重要なことは、商品の流れを把握し、売れている商品や期間についてよく理解しておくことです。商品の流れについて把握しておくことは、余剰在庫や品切れを防ぐことにつながり、結果として確実な利益を得ることや不利益を被ることの予防となります。

在庫管理との違いって何?

「在庫管理」とは、必要な資材や商品を管理することで必要な時に、必要な量を、必要な場所に供給できるようにしておくことです。在庫管理することで、在庫の不足や過剰について知ることや、適切に商品を取り扱う事で欠品を防ぐことが出来る効果があります。一方で、「商品管理」は、在庫管理を踏まえ、商品自体の管理を行うことになります。具体的には、商品管理は、「売れ筋の商品」や「商品が売れる期間」などを予測あるいは在庫管理に基づいて判断し、必要な商品を倉庫に仕入れるといった管理になります。今必要な商品を把握することで、在庫不足や過剰在庫、不要な在庫について判断することが出来ます。

効率的な商品管理をする手順

効率的に商品管理を行う事ができれば、利益の確保や損失を防ぐことにつながります。以下では商品管理について4つのステップで解説します。

在庫の把握

適切な在庫量を維持することは、販売機会の喪失を防ぐ事ができるため、在庫の把握は大切です。適切な在庫の数量は以下の2つのことを考慮する必要があります。1つ目は、商品を発注してから納品が完了するまでの「リードタイム」と呼ばれる時間です。2つ目は、商品の平均出荷量です。

在庫の回転率の把握

在庫の回転率を把握することは、2つのメリットがあります。

1つ目は顧客のニーズを捉えることが可能になることです。顧客のニーズによって在庫の回転率は変動するため、需要を予測することが可能となり、仕入れの量を検討するために役立ちます。

2つ目は売り上げを把握できることです。在庫回転率が低ければ、在庫が倉庫にとどまる期間が長いことを意味し、あまり売れていないことが分かります。在庫回転率が高ければ、商品の倉庫への出入りが激しいことを意味し、商品の売れ行きが良いことが分かります。

在庫回転率の計算方法は以下の通りです。

(金額で求める場合)
在庫回転率=売れた金額(原価)/仕入れの平均金額
(数量で求める場合)
在庫回転率=出庫数/平均在庫数

在庫回転率を上げるには、在庫回転率の低い不要在庫を少なくすることがポイントです。

注意点として、在庫回転数は業界や企業の規模によって様々です。参考として経済産業省が「中小企業の商品(製品)の回転率」を掲載しているため、ぜひご覧ください。

4.中小企業の商品(製品)回転率|商工業実態基本調査|経済産業省 (meti.go.jp)

商品の保管の管理

近年、商品の保管・管理に、RFIDが急速に普及しています。RFIDを活用することで大幅な業務の効率化を図ることができます。例えば、従来のバーコードを使った検品の場合、段ボールを開封し、1点1点の商品を取り出してスキャナーをバーコードに近づける必要がありました。

一方で、RFIDを導入した場合、段ボールを開封する手間や1点1点商品のバーコードにスキャナーを近づける必要がなく、一括で複数のタグを読み取ることができます。また、RFIDでは多少タグの表面が汚れていてもスキャン可能です。

売上を予測した適切な発注

売り上げを予測し、適切な発注を行うことが利益につながります。

例えば日本では季節が経済に影響を及ぼします。夏になれば、熱中症対策のスポーツドリンク類や冷やし麺などの夏物商材がよく売れます。以上のように、今後の売れ行きを予測し、在庫を増やす事ができれば、利益につながります。しかし、逆を考えると、売れ行きが良い商品があるのにも関わらず、在庫がないため販売できないとなれば、売れる機会の損失となってしまいます。売れる機会の損失が起これば、本来見込めるはずであった利益を見逃してしまうことにつながります。

また、在庫を増やしてもブームが過ぎ去ってしまっていたら、なかなか売れないといった状況になりかねません。売れない状況が続けば、長期保管による欠品が起きやすくなり、より多くの損失を被ることにつながる可能性があります。

商品管理を行う事で、需要を理解し適切な量を供給できることで確実な利益へとつながります。

まとめ

商品の流れを把握し、在庫を決めることが商品管理においてはとても重要です。商品の流れるスピードは顧客のニーズを反映しているため、需要を適切に読み解く力が必要になってきます。また、商品管理はとても広い範囲で行う必要があり、合理化・効率化を図るための創意工夫は欠かせません。