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NTT東日本「新型コロナウイルスワクチン接種業務の効率化」をサポート。「みえる通訳」導入・活用

みえる通訳

東日本電信電話株式会社 千葉支店(以下「NTT東日本」)は、千葉県 市原市・富津市・八街市における「新型コロナウイルスワクチン集団接種会場」での問診や通訳業務へ、アナログとデジタルを融合した映像通訳サービス「みえる通訳」を導入・活用することにより、自治体における市民へのワクチン接種業務の効率化をサポートしています。

これにより、ワクチン接種会場において、自治体職員や医療従事者が、外国人や聴覚障がい者の市民の皆さまへの説明や意志・体調の確認等の問診を行う際に、インタラクティブなコミュニケーションを交わすことで、互いの意思疎通を円滑に交わすことが可能となり、言葉の違いや障がいといった「コミュニケーションの壁」などを乗り越えるといった課題解決実践のほか、ワクチン接種会場のスムーズな運営といった医療対応の効率化につながっています。

「みえる通訳」について

みえる通訳は株式会社テリロジーサービスウェアが提供する映像通訳サービスです。
専門の通訳オペレーターが、お客さまとFace To Faceでお互いの顔や表情を見ながら円滑に会話を交わすことが可能です。

機能

  • 13か国語もの多言語による通訳が可能
  • 日本手話の通訳に対応
  • 外国人や聴覚障がい者の方との円滑なコミュニケーションが実現可能。

利用したいサービスや言語をスマートフォン等の画面上で選択し、オペレーターを呼び出すというシンプルな仕様。デジタル機器の扱いに不慣れな方にも安心してご利用いただくことができます。
多言語通訳者や手話通訳者の確保が難しい地方自治体を中心としたワクチン接種会場へ導入される等、日本全国での活用が進んでいます。

対応言語

  • 英語
  • 中国語(北京語)
  • 韓国語
  • ポルトガル語
  • スペイン語
  • ベトナム語
  • タイ語
  • ロシア語
  • フランス語
  • タガログ語
  • ヒンディー語
  • インドネシア語
  • ネパール語
提供サービス(イメージ)
提供サービス(イメージ)

導入の背景・目的

グローバル化が進む中で日本国内に在住する外国人は増加し、すべての人々が安心して暮らせる街づくりが求められています。

近年では、AIによる機械翻訳の活用により多言語間での簡単な会話が可能になっていますが、「各言語特有のニュアンスや各国の制度に基づいた用語」、「文化的な背景等を踏まえた機微なやり取り」を、言葉を通じて滞りなく実現するには、今なお課題が残っているのが実情です。
また、人材不足などの影響により手話通訳者の常駐が困難なほか、コロナ禍で着用が求められるマスクにより相手の口元が隠れていることにより、聴覚障がい者の方にとっては意思疎通が困難な状況です。

外国人や聴覚障がい者の市民の皆さまが、新型コロナウイルスワクチン接種会場への来訪時において、自治体職員や医療従事者からの説明や意志・体調の確認等の問診を行う際に、インタラクティブなコミュニケーションを交わす上で共通した課題がありました。

こうした課題解決に資するため、NTT東日本は、「みえる通訳」に加え安定した通信環境として光アクセスサービス「フレッツ光」を組み合わせて地域の自治体へ提供することで、「みえる通訳」のスムーズな運用と市民サービスなど利用者の皆さまへのきめ細やかな対応の実現を支えております。

導入ソリューション

活用イメージ
活用イメージ

導入効果

手軽で正確な「みえる通訳」の導入により、外国人や聴覚障がい者の市民の皆さまが必要とする時に、タイムリーかつスムーズで、きめ細やかな応対を実現し、不安やストレス無く、ワクチン接種をお受けいただける環境づくりを構築することが可能になりました。
円滑な意思疎通を交わすことが可能となり、言葉の違いや障がいといったコミュニケーションの壁を乗り越えることが実現できております。

また、自治体職員の業務対応、及び医療従事者による問診やワクチン接種の効率的な実施といった円滑なワクチン接種会場の運営と医療対応にもつながっております。

今後の展望

多言語映像通訳サービス「みえる通訳」による多言語通訳や手話通訳は、自治体や金融機関・医療機関を中心として利用が見込まれています。
また、今後インバウンド需要が回復する兆しが見えてきた段階では、外国人観光客からのニーズが特に高い小売店や宿泊施設・レジャー施設などでも、幅広い展開が予想されています。

NTT東日本は、ICTに関する豊富なノウハウと地域社会におけるソリューション実績を融合して、今後もお客さまや社会からの幅広いニーズへお応えすることで、地域課題の解決に努めてまいります。

出典元:PR TIMES