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請求書発行システム比較まとめ一覧12選|メリットや費用・機能・選ぶ際のポイント

請求書発行システム比較まとめ一覧12選

2020年に経済産業省より「契約における押印の見直し」の見解を示し、さらに2021年9月にデジタル庁が発足しました。これにより、文書の電子化に拍車がかかり、請求書も電子化する企業が増えました。

請求書の電子化を実現する請求書発行システムについて解説します。

請求書発行システムとは

請求書発行システムは請求書を発行する業務を行います。
請求書のひな型に必要な情報を入力して作成、印刷、封入、発送という手間のかかる作業時間を削減する効果が見込めます。

特に印刷、封入、郵送というマンパワーに依存する作業は手間がかかり、ミスも発生しやすい作業です。
それに加え、請求先によって「紙の請求書が欲しい」「pdfで請求書を送ってほしい」など電子化の選択肢が増えたことにより個別対応を求められることが増え、負担が大きくなっています。

請求書発行システムを利用すると、業務の一元化、手間やミスを削減するだけでなく、最もコストのかかっていたマンパワーに頼るための人件費を削減することができます。

具体的な機能

一般的な請求書発行システムにはどのような機能があるかご紹介します。

請求書の発行

主目的である請求書の発行を行います。
1つの案件につき見積書・納品書・請求書・領収書と順に発行できるものもあります。

自動作成

毎月同じ請求先に同じ請求書を送付するということは多くあります。
その場合に一度設定しておけば毎月自動で請求書を作成してくれる機能です。

メール送付・郵送

作成された請求書をメールでワンクリックで送付できるシステムがほとんどです。
紙での請求書を希望する企業には、ワンクリックで1件〇円という形式で紙の請求書を発送代行してくれるサービスもあります。

他システムとの連携

請求した金額が口座に入金されるなど他のシステムでの管理と連携させることが出来ればより効率化を図ることができます。
口座と直接連携できるものもあり、請求した金額が入金されたかの確認が容易になるシステムもあります。

社内連携

1つの案件において営業、担当者、上長、経理担当など複数の人が関わります。閲覧権限や承認機能があれば書類の管理や進捗状況を一元管理できます。

制度への対応

2023年にインボイス制度開始、2022年1月に電子帳簿保存法が改正され、対応が求められます。請求書発行システムを利用していれば、システムが新制度に対応するため、個別対応を行わずに済みます。

メリット・デメリット

請求書発行システムにはメリットとデメリットがあります。
メリットがデメリットを上回るかを検討してからシステム選択を行いましょう。

メリット

作業時間短縮

請求の管理から請求書の作成、印刷、封入、発送の処理まで手間のかかる作業で、担当者の業務時間は圧迫されています。

請求書発行システムを利用すると、請求内容を登録するだけで1クリックで印刷というようにかなりの作業時間を短縮することができます。
印刷から発送まで代行してくれるサービスもあり、さらに作業時間を短縮することもできます。

社内のペーパーレス化の促進

請求書を電子化することで紙、インク、郵送コストを削減できるだけでなく、請求書の再発行や修正が容易に行うことができます。
さらに押印が不要になり、押印のためだけに出社するといったテレワークの問題点の解消にもつながります。

ペーパーレス化が実現すると書類整理の手間、保管場所も削減でき、これまでに発行済みの請求書を探すのも容易になります。

人的ミスの削減

金額間違い、誤送付、二重請求、請求漏れなど人的ミスは100%防止することはできません。
請求書に係るミスの大半は人的ミスで起こりますが、請求書発行システムを利用することで大幅に人的ミスを削減することができます。

デメリット

導入、運用コストがかかる

当然ながら請求書発行システムを導入するには運用コストがかかります。
作業時間の短縮により削減できる人的コストと運用コストを比較して十分に検討する必要があります。

紙の請求書を希望する取引先もある

自社がどれだけペーパーレス化を促進したとしても、取引先がペーパーレス化を求めるかは取引先次第です。紙の請求書を希望する取引先もあります。
フォーマットを指定してくる企業もあり、取引先の希望に個別に対応する必要があり、請求書発行システムを導入しても思ったより効果を得られない場合も考えられます。

システムを選ぶ際のポイント

請求書発行システムを導入する場合には、どのサービスを利用するか検討することになります。
運用コスト以外にどのような点に着眼したらよいかポイントを解説します。

取引先へのサポート

取引先によっては紙の請求書を希望するデメリットがあります。
自社だけでなく取引先にも電子請求書を受け入れやすいサポート体制が整っているサービスもあります。

自社で使っているシステムとの連携可否

自社に導入している既存システムとの連携は欠かすことができません。
連携はできるのか、どのような方法で連携できるのかはしっかり確認しましょう。

連携は大きく分けて種類の方法に分かれます。
CSVファイルをインポートする方法と、APIで連携する方法です。
CSVファイルでの連携は通常業務で手間がかかる上に、想像していたように簡単にエクスポートができないなどトラブルが発生することもあります。

APIで連携すると取引先情報の連携など容易になることが増えますが、コストもかかるため、CSVファイルでも問題なく連携できる場合も考えられます。
どのような機能の連携が必要かを検討し、必要な機能と費用を併せ持つシステムを選びましょう。

事業形態にあったシステムか

事業の形態は企業それぞれ違うものです。
取引先ごとに案件がある場合もあれば、1件の取引先に複数の案件がある場合もあります。

セキュリティ体制

請求書発行システムはクラウドであることが多いです。そのため、セキュリティ体制はサービスに依存する形になるため、セキュリティ体制は万全である必要があります。
取引先の情報が含まれているため、情報漏洩のリスクは絶対に避けなければなりませんので、データセンターや監視体制、暗号化といった体制を確認しましょう。

請求書発行システムおすすめ12選

請求書発行システムには多くのサービスがあります。
おすすめの12選をご紹介します。導入前の比較検討の参考にご利用ください。

freee会計(フリー)

freee会計(フリー)
freee会計(フリー)
運営会社freee株式会社
費用ミニマム    月額2,380円(税抜)
ベーシック   月額4,780円(税抜)
おまかせパック 月額29,800円(税抜)+初期費用
郵送代行1通150円(税抜)
メインターゲット従業員21名以下の中小規模
それ以上はお問い合わせ
サービスURLhttps://www.freee.co.jp/houjin/invoice/

会計機能に請求書発行機能もセットになっているため、既存システムとの連携を考慮せずにデータを一元管理できます。これまで別の会計ソフトを利用している場合には移行について考慮する必要がありますが、コストパフォーマンスは非常に高いです。

請求書の郵送代行も1クリックで郵送依頼が完了し、3~4営業日で到着します。

個人事業主向けはこちらから
https://www.freee.co.jp/kojin/invoice/

Misoca(ミソカ)

Misoca(ミソカ)
Misoca(ミソカ)
運営会社弥生株式会社
費用無料プラン 0円(月5通まで)
プラン15  月額800円(税抜)
プラン100  月額3,000円(税抜)
プラン1000 月額10,000円(税抜)
郵送代行1通160円(税抜)
メインターゲット個人事業主
サービスURLhttps://www.misoca.jp/

弥生株式会社がサービス展開しているMisocaは弥生シリーズの他にマネーフォワード、freeeとの連携が可能です。
見積書、納品書、請求書を簡単にきれいに作成してみたい!という初めてのシステム導入におすすめです。

1年間無料キャンペーンを実施中(2022年5月現在)です。

法人の方向けはこちらから
https://www.misoca.jp/enterprise.html

楽楽明細

楽楽明細
楽楽明細
運営会社株式会社ラクス
費用初期費用 100,000円~
月額費用 24,000円~
郵送代行1通164円(税抜)
メインターゲット請求書発行数 月100件以上の中・大規模企業
サービスURLhttps://www.rakurakumeisai.jp/

経理担当1名からでも簡単に導入できる分かりやすいシステムです。
データの連携はCSVやPDFで可能、API連携を希望する場合はお問い合わせになります。
請求書はテレワーク中でも即時発行可能です。

pasture(パスチャー)

pasture(パスチャー)
pasture(パスチャー)
運営会社エン・ジャパン株式会社
費用月額25,300円(税込)~
郵送代行不明
メインターゲットパートナー(個人事業主やフリーランスなど)と複数の取引がある企業
サービスURLhttps://www.pasture.work/

授業講師を複数依頼する、文書作成依頼をフリーランスに依頼するというような複数のパートナーを管理できるシステムです。
登録済みパートナーの選定、契約、進捗管理、請求書発行など、パートナーとのやり取りを全て一元化することができます。特に請求書発行機能は不慣れなパートナーでも簡単操作ですぐに発行でき、契約している企業とスムーズなやり取りが可能です。

BtoBプラットフォーム請求書

BtoBプラットフォーム請求書
BtoBプラットフォーム請求書
運営会社株式会社インフォマート
費用初期費用 100,000円
月額   20,000円~
郵送代行1通100円(税抜)~
メインターゲット請求書発行数 月数百件規模の中・大規模企業
サービスURLhttps://www.infomart.co.jp/seikyu/index.asp

請求書を発行するだけでなく、受け取った請求書の管理ができます。
紙やPDFで受け取った請求書もAIを駆使したOCR技術によりデータ化が可能です。転記ミスを防ぎ、作業時間も大幅に削減できます。
販売管理や会計システムとの連携も多くのサービスと可能。豊富な連携実績があります。

請求Quick

請求Quick
請求Quick
運営会社SBIビジネス・ソリューションズ株式会社
費用ユーザー5名、月50枚まで月額無料

従量制
1ユーザーごと  月額500円(税抜)
請求書発行枚数 1枚30円(税抜)
郵送代行1通200円
メインターゲット法人企業
サービスURLhttps://seikyuquick.sbi-bs.co.jp/

初期費用なしで安価で始めることができますが、個人事業主へはサービス展開はしておらず、法人企業のみが対象となります。

インターネットバンキングの入出金明細を取得して入金消込が簡単にできます。
請求代金の回収を委託する「請求書買取」のサービスがあり、売掛金の入金まで時間がかかる、手持ちの資金に余裕がないといった急な資金繰りにも対応できます。

請求管理ロボ

請求管理ロボ
請求管理ロボ
運営会社株式会社ROBOT PAYMENT
費用・電子化プラン  月額10,000円
・請求管理プラン 月額30,000円

上記いずれかプランに加えて
請求件数 月額10,000円~(件数によって異なる)
郵送代行1通150円
メインターゲット中・大規模企業
サービスURLhttps://www.robotpayment.co.jp/service/mikata/

電子化プランでは基本となる請求書発行、送付の機能ですが、請求管理プランでは入金消込機能が利用できます。

「請求管理ロボ for Salesforce」ではSalesforceの案件管理などと合わせて利用することで連携を容易に行うことができます。

請求管理ロボ for Salesforceはこちらから
https://www.robotpayment.co.jp/lan/keiri_main/appexchange02/

「請求まるなげロボ」では与信審査から催促まで請求業務を全ておまかせすることができるサービスです。万が一の貸し倒れでも100%債権保証で未回収リスクを0に抑えることができます。

請求まるなげロボはこちらから
https://www.robotpayment.co.jp/service/marunage/

MakeLeaps(メイクリープス)

MakeLeaps(メイクリープス)
MakeLeaps(メイクリープス)
運営会社メイクリープス株式会社
費用個人プラン 月額500円/ユーザー
法人プラン 月額500円/ユーザー
エンタープライズプラン 月額25,000円/社
郵送代行1通148円(税抜)
メインターゲット個人プラン:フリーランス、個人事業主
法人プラン:従業員50名以内の中小規模企業
エンタープライズプラン:大規模企業
サービスURL法人プラン
https://www.makeleaps.jp/
個人プラン
https://www.makeleaps.jp/individual-plan/

見積書から請求書まで一元管理、さらに入金予定日までを可視化。推測機能で入金消込まで自動化。作業効率が大幅アップが期待できます。

他商品との連携のラインナップも充実。kintone、商奉行、勘定奉行、Salesforce、弥生製品、Slackと連携ができます。

ソアスク@(ソアスクアット)

ソアスク@(ソアスクアット)
ソアスク@(ソアスクアット)
運営会社コクヨ株式会社
費用■ソアスク@のみ
 初期費用 60,000円
 月額費用 35,000円
■ソアスクへのバンドル
 初期費用 40,000円
 月額費用 30,000円
郵送代行1通182円
メインターゲットSalesforceを利用している・これから利用する予定の企業
サービスURLhttps://www.attovas.com/soascat/

Salesforce上で管理している請求データや顧客情報を元に帳票を配信するクラウドツールです。Salesforce以外にもソアスクと連携してソアスク@を利用することも可能です。

サブスクリプション型ビジネス専用販売管理サービスのソアスクはこちらから
https://www.soasc.net/

board

board
board
運営会社ヴェルク株式会社
費用Personal  1名のみ月額980円(税抜)
Basic    3名まで月額1,980円(税抜)
Standard 15名まで月額3,980円(税抜)
Premium 50名まで月額5,980円(税抜)
郵送代行1通170円(税込)
メインターゲットフリーランス、個人事業主、中小規模企業
サービスURLhttps://the-board.jp/

請求書や見積書だけでは終わらない。周辺業務も兼ね備えているboardは各種帳票に加え発注管理や支払管理、予算管理などの機能を併せ持ちます。
会計管理はfreeeとAPI連携が可能で、連携が容易です。マネーフォワードクラウドや弥生会計、勘定奉行はCSV連携が可能です。

カラーユニバーサルデザインに対応しているため、気づきにくい多様な色覚の方も使いやすい配色になっています。

INVOY(インボイ)

INVOY(インボイ)
INVOY(インボイ)
運営会社FINUX株式会社
費用Free 0円
Standard 月額980円(税込)
郵送代行1通161円(税込)
メインターゲットフリーランス、個人事業主、中小規模企業
サービスURLhttps://www.invoy.jp/

請求書発行から入出金管理まで簡単にできるのがINVOYです。
使い方がシンプルで、テンプレートが充実しているため無料ですぐに使用することができます。無料の内容に枚数制限などはないため、個人事業主など一人で利用する場合にはずっと無料で利用できます。

無料のFreeプランでも請求書、見積書、発注書、納品書、領収書の作成に加え、入金消込や口座CSV登録ができ、充実の機能です。

マネーフォワード クラウド請求書(Money Forward)

マネーフォワード クラウド請求書(Money Forward)
マネーフォワード クラウド請求書(Money Forward)
運営会社株式会社マネーフォワード
費用スモールビジネス 月額2,980円(税抜)~
ビジネス     月額4,980円(税抜)~
郵送代行スモールビジネス 1通180円(税抜)
ビジネス     1通170円(税抜)

郵送チケット 100枚15,000円(税抜)
メインターゲットフリーランス、個人事業主、中小規模企業
サービスURLhttps://biz.moneyforward.com/invoice/

請求書以外にも見積書、納品書、請求書、領収書の流れで必要な書類を簡単に作成できます。入金ステータスが一目で分かるため、請求漏れや回収漏れを防ぐことができます。

マネーフォワード クラウド会計と連携すると売掛金の仕訳を自動連携できます。マネーフォワードは請求書、会計以外にも給与、勤怠といった8つのサービスがスモールビジネスプランで月額2,980円(税抜)で全て利用することが可能です。

まとめ

2022年1月に電子帳簿保存法が改正され、請求書の保管が電子保存でしやすくなりました。それに伴い、クラウドの請求書発行システムがこれまで以上に普及することも考えられます。

郵送代行や他システムとの連携など、請求書発行以外の機能もセットになっているもの、逆に機能は必要最低限で低コストなものなど、サービスによって機能は様々です。
自社にどのような機能が必要であるかを確認し、自社に合った請求書発行システムを選びましょう。